私がフリーになった理由
実務経験なし!いきなりフリーに!?
出産して、育児をしながら、ふと思った。
「子どもの面倒を見ながら、仕事ができたら…」
そう思って始めたのが、完全在宅の書評ライターという仕事。
それまで、販売と営業、派遣の仕事しか経験がなかった私。
漠然と思い描いた在宅での仕事を、何とか手に入れることができた。
もちろん、手を挙げれば仕事がもらえるわけではなく…。
在宅の仕事って、どうやったら手に入れられるの?
まずは情報収集!
今はネットが主流ですが、私が初めて在宅の仕事を手に入れたのは、新聞広告が出会いでした。
履歴書と書評を送っての、書類審査。
意外にも第一関門をクリアーし、次は面接へ。
特にこれといった難しい質問があったわけでも、意地悪なことを言われたわけでもなく、なんとなくの自己紹介と、この質問。
「子どもが具合が悪くなったら?」
そう。
やはり、子どもがいるママなら、避けられない質問。
正社員でもパートでもアルバイトでも、そして在宅の仕事でも、やはり仕事を依頼する側として気になるのは、子どものこと。
両親や旦那の実家が特別近くにあるわけではなかったので、
人的な助けを乞うことはできない状態でした。
だから、正直に答えました、誰もいないと。
ただ、どうしてもという時は、片道2時間くらいかかるけど、母親が助けに来てくれること、後はいただいた仕事は責任を持ってお戻しする、ということを話したように思います。
そして、結果は…OK!!
ついに、書評ライターデビュー!
仕事は、業務委託で、案件によって報酬が変わります。
出社の必要がなく、出版社から原稿が送られてきて、それを読み、書評を書き、送り返すというもの。
文字にすると簡単ですが、
まだ1歳にもならない子どもを抱えての在宅仕事は、想像以上にもどかしいものでした。
寝てる間に…なんて思っていたら、一緒に寝てしまったり。
一人でご機嫌に遊んでいる間に、少しでも進めようと思ったら、すぐに大泣き…。
なかなか思うようには、はかどりません。
私の場合は、もっぱら夜中に作業。
子どもどころか、家族が寝静まった夜中こそが、私の活躍の時間でした。
どんなに夜中が遅くても、朝は普通に起きないといけないし、家事だってやらないと。
もちろん、子どもの面倒も私の仕事。
だから、マイペースに、ちょっとずつ進めていきました。
ただ、やはりどんな言い訳があっても、仕事は仕事。
だから、当たり前っていえば当たり前だけど、納期を一度も破ったことがないというのが、私の自慢。
そうやってきちんと仕事をしていけば、いつしか信用や信頼が積み重なるものです。
「こんなことできますか?」
そんなありがたいお言葉をいただくこともできました。
こうやって、私の在宅での仕事が始まったのです。
週休2日制の謎
週休2日制だから安心!?
どんなにやりがいのある仕事だって
どんなに楽しい仲間と働くからって
お休みが少なかったらしんどいですよね!
週休2日制…
その言葉だけだと、さも
土日休み
そんなことを連想して、安心感を持ってしまうかもしれません。
求人原稿の募集要項に「週休2日制」と書いてあれば、あなたの条件はクリアーしていると思いがちですが、そんなことはないんです。
じゃあ、週休2日制って何?
週休2日制の本当の意味は、
ひと月の中で、一週間に2日お休みの日があれば、その他の週は一日しかお休みがなくても、「週休2日」なのです。
分かりますか?
カレンダーにしてみると、
赤字を休みだとすると、こんな感じ。
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
これだと月にお休みが5日しかありませんが
これでも週休2日制って言えるんです。
これだとちょっとしんどいですよね…。
じゃあ、完全週休2日制って?
そうです。
きっとあなたが思い描いているのは「完全週休2日制」です。
「土日祝完全休み」
こう書いてあれば間違いないでしょう。
完全週休2日制とは、土日とは限りませんが、
必ず週に2日はお休みがあること。
「週休2日制」と「完全週休2日制」はとっても良く似ている言葉ですが、
意味はぜんぜん違いますよね。
もちろん、広告主だって嘘をつこうと思っているわけではありません。
募集要項には、きちんと書いてあるはずです。
ちなみに、完全週休2日制だと、長期休みの日数にもよりますが
年間休日は120~125日くらい
年間休日が少なければ、あなたが思っているよりも、お休みが少ないかもしれません。
読み間違えることなく、しっかりと募集要項を見て、読み解かないと、せっかく時間をかけて良い会社を探しても、一生後悔することになりそうですね。
求人広告で大切なのは…
求人広告の奥にある真意を読み解く!
転職を考えたとき、まず先に検索するのが求人広告ですよね。
どんな会社が募集しているのか
待遇はどうか
家の近くだと、どんな求人があるのか
そんな感じで、漠然と検索をする方も多いのではないでしょうか。
楽しそうに仲間と微笑み、そこでイキイキと働く画像に惹かれたり
お給料に釣られたり
未経験大歓迎!なんて言葉も魅力的ですよね。
どうしても写真や月給ばかり注目してしまいがちですが、
求人を出す側も、マイナスイメージになるようなことは書きません。
少しでも仲がよさそうに見えるようにいつもの3割り増しで微笑みますし、
やりがいだって、一生懸命見つけて語ります。
もちろん、そこに悪意はないのですが、
うわべだけの雰囲気のよさに惑わされぬよう、じっくりと求人を読み解く必要があるのです。
会社の雰囲気押しの原稿は…
アットホームな会社です
社長との距離が近く、風通しが抜群
仲間同士、良く飲みにいっています
良く見る決まり文句。
もちろん、嘘ではないと思います。
だけど、実際にそれが会社選びの決め手になるでしょうか?
転職をするなら、
今よりもお給料が高く
今よりもやりがいがあって
今よりも働きやすくて
今よりも通いやすい職場
そう、今の状況を変えたいから転職するんですもんね。
なんとなくの雰囲気の良さだけで決めてしまっては、危険です。
本当にあなたが望むようないい会社であれば、
きっと月給の最低金額も高いでしょうし
手当てだってたくさんあるでしょうし
将来を描くのに十分な展望があるでしょう。
もちろん、求人原稿にも、そうした点を盛り込むはず!
しかし、そこには触れずに、
会社の雰囲気だけをアピールしている原稿は、
他にアピールすべき点がないのです。
だから、見た目の印象だけにだまされては危険すぎるのです。
求人原稿は嘘ばっかり!?
決してそんなことはありません!
フリー素材を使用していない限り、その写真に映っているのはあくまでそこの社員の方でしょうし、
お給料だって、仲のよさだって本当です。
でも、あなたが本当に知りたいことはそんなことじゃないですよね?
ちゃんと知りたいことを求人原稿から読み解くために、
募集要項を隅々までしっかりと読みましょう。
仕事内容は想像している通りか?
営業なら、ただ「お客様にご提案」とか「商品をご案内するだけ」とか
漠然としたことしか書いていなければ、ちょっと疑ってかかるのも必要でしょう。
もしかしたら、それは飛び込み営業かもしれないし
しつこく勧誘をしなければいけないかもしれません。
そうやって、「敢えて書いていない」部分を、読み取っていかなければならないのです。
そんな求人広告の読み方について、
少しずつ紐を解いていきたいと思います。
私の働き方改革
そう、今年は私の働き方改革元年!
昨今、働き方について、常にネットはにぎわっていますよね。
ささやかながら、そうした最中、私の働き方改革は、見事進んでいます。
そして、将来を見据えて、もっと考えます、練ります!
だから、今年は、私の「働き方改革元年」!!
残業100時間って、どうなのよ!
どうなのでしょう?
正直、個人の感覚によりけり…かな?
(本当はそうは言っていられませんが)
いや、でもやはり不当な残業はいけません。
とはいえ、残業って、仕方なくするのと、いやいやするのと、どうしようもなくするのと、やりたくてするのと、なんとなくするのと…結構いろいろ。
残業をしないで済むなら、しないほうが良いのは当然!
あなたはどうでしょうか…。
働き方に悩むのが、今の私。
結婚を考えたとき。
妊娠が分かったとき。
出産したとき。
子どもを預けようとしたとき。
小学生になったとき。
教育費が重圧になったとき。
人が働かなければ”と追い詰められたとき、
やりがい?
時間?
融通?
いろいろと考えてしまいますよね!
そう、そんな悩み時も、悩みの種類も、人それぞれ。
だから、どれも正解だし、答えが出せなくても当然!
いつまで経っても、最善の方法なんて見つかりません。
だからこそ、悩むんだと思います。
子どもがいてもいなくても、若くてもいくつでも…。
ただ、私個人的に言えるのが、今が悩み時。
だからこそ、逃げずに、目を背けずに、進んでいきたいと思います。
いや、進んでいって見せます!!
派遣の疑問
派遣って、即戦力にならないとダメ?
結論から言ったら、やっぱりそうかも。
受け入れてくれる企業は、即戦力を求めています。
とはいえ、派遣はよほどの専門職でない限り、あくまで社員さんのサポート役。
いくらどんな実力を兼ね備えていたからといっても、必ず採用されるわけではありません。
意外に重要視されるのが
“一緒に働きやすい人”であるかどうか
素直というか、「あれやって」「これやって」に対応できて、
それでいて、ちょっと気が利いていて。
少し悪い言い方をすると、都合よく働いてくれる人が重宝されるのでは、と思います。
実務経験がなければ、資格を取ったら有利?
もちろん、経験もあって、資格を持っていたら、きっと大分有利でしょう。
ただ、
実務経験>資格
そんな気がします。
できれば即戦力として活躍してほしいのは、きっと正社員でもアルバイトでも一緒。
派遣に限った話ではありません。
ただ、私の個人的な感想ですが、
薬剤師とか、車を動かすために免許が必要とか、
業務上必要不可欠な資格以外は、それほど重視されていないのでは、と思います。
私は、フリーランスで大手求人サイトの原稿を書いていたこともあるのですが、
採用担当者に、理想の求職者像を取材のときに聞いた時、
「資格がなくても、入ってからゆっくり取ってくれればいいよ。ただ、資格を取ってすぐに辞められてしまうと辛いんだよね。だから、資格がないと働けないわけじゃないけど、持っていたほうがうれしいかな…」
そんな返答を良く聞きました。
だから、資格そのものではなく、求めているのは人間性。
やる気があれば、入社後にじっくりと取ればいいし、
ないからといって、企業もそこまで資格に固執していないということです。
その点、派遣であれば、資格がなくても、未経験でも、
うまく実務経験をつむこともできます。
現に、10年前の私がそうでした。
どうしても、ある業界に入りたくて。
派遣では、大手に勤めることもできるし、未経験募集もたくさんあるので、
意外に簡単に実務経験を手に入れることができるんです。
子持ちママに、派遣って合ってる?
合っています!と断言したいところですが、
やはり職場によりけりです。
それは、パートでもアルバイトでも、正社員でも同じこと。
結局、職場の理解なのかなと思います。
いくら理解があっても、例えば接客業のように、シフト制で出勤する人数が決まっているような仕事の場合は、特に小さなお子さんがいるママには、急な発熱とか、保育園や学校からの呼び出しに対応するのは、難しいかもしれません。
その点、オフィスワークであれば、意外と臨機応変に対応できるのではないでしょうか。
もちろん、急なお休みは、どんな理由であれ、周囲に迷惑をかけてしまうもの。
普段の仕事ぶりや周囲との接し方が一番大切なのではないでしょうか。
ただ、最初から子どもがいること、もしかしたら急なお休みが必要になるかもしれないことなどは、派遣の営業担当に先に相談しておくのが良いでしょう。
きっと、ある程度融通の利く職場を紹介してもらえると思います。
派遣であれば、営業担当はどんな職場かも分かっていますし、
何か困ったことがあれば、企業側との間に入り、いろいろと交渉してくれます。
何よりも、一番先に、私たちの生活スタイルを知った上で、無理のない案件を紹介してくれるので、きっとやりやすいはずです。
だから、派遣は、実は子持ちのママに、一番合っている働き方なんじゃないかな、と思っています。
私が派遣されるまで
派遣の登録って1社だけ?
「しばし、派遣として生きてみよう」
そう決断するまでに、時間はかかりませんでした。
派遣は、10数年前に1年間ほど就業経験があるだけ。
実は、それほど派遣について詳しくはなかったんです…。
でも、不思議と迷いはありませんでした。
もう10年以上も前に登録だけしていた会社に電話をして紹介を再開。
他にもう一つ、2年前に登録していた会社があったので、そこも再開。
結局登録は2社だけなのですが、
グループ会社にも紹介いただけることとなり、なんだか「再開」と共に、メールや電話がじゃんじゃん。
(といっても、ちょっと希望とズレているような感も否めない)
そのとき、まだ就業中だったので、「なんだかあの人、トイレ近くない?」
きっと、周囲からはそんな印象だったのではないでしょうか。
電話をもらっては席を立ち、有益なメールが届けば、また席を立ち。
仕事内容によっては、なかなか派遣会社と連絡を取るのも一苦労かもしれません。
ただ、希望の案件がすぐに見つかるとも限らないので、
登録は1社だけと言わず、時間と管理の許す限り、複数社に登録しておくと安心でしょう。
意外と需要があった!?
40過ぎの子持ち…。
願わくば、ライティングか校正の仕事をギブミー…。
正直、自分の市場価値が問われるようで、不安でした。
しかし、今は空前絶後の(池崎風)売り手市場!
とにかく、求職者よりも求人数のほうが多く、仕事を探している人のほうが、選びたい放題というわけ。
いやいや、でも40過ぎ…。
それでも、果敢にエントリーしました。
ええ、待っているだけなんて、不安なもので。
ちょっとでも時間があれば、スマホから情報収集。
気になる案件があれば、迷わずエントリー。
すると、その日には派遣会社からいくつかお電話やメールが。
詳しい仕事内容や派遣先の企業名、待遇などを確認して、
「正式にエントリーいただけますか?」
と聞かれます。
こちらの意思を確認した後、どうやら社内選考入るらしい。
意外にいけるかも
そんな風に感じました。
社内選考は、オペレーターの方が営業スタッフに打診して、OKならば、そこで初めて派遣先に私の情報が渡るようです。
この辺は、また別でご紹介しますね。
どれくらいで派遣って決まる?
そんなこんなで、派遣会社には一度登録に行ってしまえば、後は
WEBでエントリー
↓
電話やメールで紹介
↓
社内選考
こんな感じで、早ければ1日くらいで進んでしまいます。
なので、気をつけなければならないのは、スケジュール管理。
まだ就業中だと、いろいろと厄介です。
なぜなら、派遣は話が進めば、その後も、とんとんと進んでしまうから。
「明日顔合わせにいけますか?」
「来週から働けますか?」
私も少し待ってもらったり、返事を遅らせたり…。
いろいろヤキモキすることもしかり。
逆を言えば、「急ぎで仕事を探したい!」
そんな方にはぴったりかもしれません。
その辺のスケジュール感を理解していれば、
後はあなたの駆け引きです。
とにかく、スピーディーに進むのが、派遣の利点ではないでしょうか。
派遣されています
今、派遣。
現在、私の雇用形態は派遣社員。
正社員から派遣に転職。
すごく悩みました。
40を過ぎて、まさか転職するなんて。
安定を捨てて、不安定の世界へ…。
変わったこと
でも、今のわたしとって、良いことがたくさんあります。
- 帰宅が早くなった
- プレッシャーが減った
- 残業代がしっかりと付く
9時18時の正社員時に比べて、今は9時17時と就業時間も少なめ。
残業もほとんどないので、17時5分にはシャットダウン、「お先です!」とみなさまにご挨拶。
子どもがいるとはいえ、もう娘は中学生なので、「お留守番が心配…」なんてことはありませんが。
それでも、駅で待ち合わせをして一緒に帰ったり。
ほんの少しだけ晩御飯を丁寧に作ったり。
晩酌が増えたり…。
そんな時間が持てるようになりました。
プレッシャーもずいぶんと減りました。
ちょっといやな言い方をすれば、責任がないというか。
とはいえ、もちろんしっかりと仕事をしています。
なんというのでしょう。
あれをやらなければ、これをするために、無理にでも時間を作って学ばないと…。
そんな、とにかく「~しなければ!」というのがなくなりました。
なんて、キモチが軽いのでしょう。
そして残業代。
当たり前といえば当たり前なのですが、その当たり前がない会社もたくさんあります。
「効率効率」と言われればそれまでですが、なかなか割り切れないものもありますよね!
そんな環境が私の周りでは大きく変わりました。
なくなったもの
私の心が軽くなった分、なくなってしまったものもあります。
それは、やりがい。
やりがいって、「イコール責任」なのでしょうか…。
正直、今の私は、ここが一番悶々としています。
空いた時間で自分探し
趣味に没頭
思い切って副業(←今はここに移動しつつあります)
この答えは、もう少しじっくりと時間をかけて、見つけて行きたいと思っています。